「なあ、光!嫁、って何やの?」

「嫁、っすか。そりゃあ俺で言うと謙也さんみたいな人っすわ」

「どういうことやねん、俺は女やないで」

「別に謙也さんは知らなくてええやん!何で急にどうしたんすか」

「え、なんか白石が謙也は俺の嫁とか言うてきて」

「は!あんのエクスタ部長!俺の謙也さんに何言うてんの」

「な、なんかようわからへんけど喧嘩はあかんで?」

「謙也さんはだまっとってください。ちょっと白石部長んとこいってきますわ」


そのあと俺は白石部長をボコボコにして、見事謙也さんを本当の意味で俺の嫁にして二人で仲良く暮らしました。でも、謙也さんは家事は何もできへんし、パソコンも使えへん。パソコンを使った仕事ができないのはもちろん、ちょっとした事でも全然だめな謙也さんは、遂にパソコンにイライラして俺の大事なパソコンを壊してしまいました。俺の隠れ嫁、クミたんが入っていたパソコンはすごく大切なものだったので、つい謙也さんに怒鳴りつけてしまいました。そしたら謙也さんは実家に帰ってしまいました。俺が悪いんはわかっとるけど、謙也さんだって…いや何でもない!俺が全部悪いんや!と思て謙也さんの実家にいってみると、あの白石部長と仲良くしてるやないですか。俺の恋はここで終わりをつげたようや。仕方あらへん、謙也さんは白石部長にゆずったりますわ。


「ちょっと、白石部長。途中から変わっとるのはアンタのせいやな?ていうかボコボコにしたじゃないすか」

「は?知らんなあ。ていうか俺ボコボコにされてへんし!それに財前みたいな年下に負ける訳ないでー!んんー!エクスタシー!」

「うるさいっすわ!」


謙也(さん)は俺の嫁
(さっきのは演技か!最低や!後輩に対して何て先輩なんや!あほ!)
(なんとでもいえ!これも策やで!)


2010203

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