「今日はみんなで初詣に行こうと思います。」

「えっ、いいよそんなのー」

「何言ってんの平助、僕が行きたいって言ってるんだよ?いいのそういうこと言って」

「別に良いと思っている」

「俺もだ、総司。正直行かなくてもいいと思っている」

「はじめくんまでそういうこというんだ」

「ううん、まあ嘘なんだがな。正月といったら初詣だろう。莫迦なのは平助だけだ」

「ひど!はじめくんそういうこと言うんだ!じゃあいいよ!行くよ!」

「えっ、いいよ別に!平助留守番しててよ」

「そうだな、少し行ってくるから頼むぞ」

「えっ!ちょ!俺も行くって!ごめん!さっきの嘘!初詣超行きたい!」

「無理しないでよ」

「無理してないから!まじ行くから!連れてって!」

「そこまでいうならいいよ?でも何か奢りだからね?」

「えっ、最悪じゃあ行かない」

「そう、じゃあさよなら」

「またあとでな」

「…やっぱ行く!」

「もう何なの?行くの行かないの?」

「行きます」

「仕方ないなあ!今回だけだからねまったくもう」

「今回だけだぞ、まったくもう!」

「はじめくん!総司!今年も俺たち仲良くしようぜ!」

「仕方ないからいいよ」

「さあ、総司。出かけようか」

「うん、それじゃあ行こうか」


Happy New Year
(うわさっむ、帰ろうよ)
(何か言った?)
(何でもない…)

20110110

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -