「千鶴ちゃーん、トリックオアトリート!」

「あ、沖田さん。おはようございます!」

そう、今日はハロウィンである10月31日である。なのに、呑気におはようなんて言ってる。(もちろん朝のあいさつも大切なのだが)僕が言ってること分かってるはずだよね?


「千鶴ちゃん、トリックオアトリートだってば」

「えっ。今日ハロウィンでしたか。」

あはは、千鶴ちゃん忘れてたんだ。
まあ、僕は全然かまわないんだけど。
って言う事はさあ。

「千鶴ちゃん、トリックオアトリート」

「え、あ。私、」

今お菓子持ってないです、なんて悲しそうな泣きそうな顔で言ってくる。
可愛いなあ、なんて思ってしまう。
だけど、

「えー、じゃあ君は僕に悪戯されるしかないよね?」

「そ、そんな…!」

「駄目だよ、千鶴ちゃん、ハロウィンってそういう行事でしょ?」

「そ、そうですけど…でも!」

でも、何?僕がそれで許してあげると思ってるの?さて…どんな悪戯してあげようかな。


trick or treat
(相変わらず君は運がないよね)


20091031

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