ねえねえ、千鶴ちゃん!私思ったんだ。私と千鶴ちゃん、二人とも「千」っていう字が名前に入ってるよね。お揃い!だからきっとすっごく仲良くなれると思うんだ!今年はクラスも一緒だし、これからも今までみたいに…ううん、今まで以上によろしくね!まだ私たちも2年生なんだし、今年はたくさん遊べるよね!だから藤堂さんとか沖田さんとか斎藤さん誘ってまた遊びに行きましょ!きっとあの3人も千鶴ちゃんと遊びに行けるんだから喜ぶわ。またメールします。それじゃあ、また明日学校でね!

「(よしっ、送信完了。私も帰ろうかな)」

「今帰りか?」

「わ、風間!ビックリさせないでよ」

「何をしていたのだ?千鶴という単語が見えたが」

「ああ、千鶴ちゃんと私は千っていう字が名前に入ってるからお揃いだねって」

「くだらんな。」

「くだらなくないわよ。まああんたは仲間に入れてあげないけど。いくら同じ千が入ってたってあんたは駄目」

「ふっ、俺はおまえの仲間にはなりたくないな。俺は俺で千鶴とだけ同じだと思っているからな」

「べ、べつにいいわよ!それでも。」

「せいぜい仲良くやってるがいい。最終的には千鶴は俺だけのものだからな。今のうちに楽しんでおけ。」

「なっ!そんなことないわよ!あんたなんか早く帰れ!」

「ああ、それじゃあな。…ああそうだ。一緒に帰ってやっても構わんが?」

「うるさい、一人で帰れるわ!さようなら!」

「(全く…まあ構わんがな)」


千鶴ちゃんとお千ちゃんと千景くん


20100224

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