「ちーづる!おは」

「おはよう平助君」

「おーう!ってえ」

「どうしたの?」

「え、どうしたのってそれおま頭カチューシャ?」

「…?私いつも通りだよ?」

「いや、なんていうかその頭にうさぎ…」

「ん、平助に千鶴ちゃんじゃない。おはよ」

「沖田先輩!おはようございます!」

「あれえ、千鶴ちゃんそれどうしたのうさぎの」

「沖田先輩まで…私いつも通りですよ」

「…んーじゃあ引っ張ってみてもいい?」

「…?よくわかりませんけど…どうぞ」

「じゃあ遠慮なく」

「いた!いたいです」

「やっぱり。それ本気で生えてるんじゃない?うさみみ」

「ええっ!うさみみ…?あっ、朝はなかったはずなのに…」

「じゃあ登校中に生えてきたってことかよ?うわー世の中わかんねーな」

「まあ、可愛いからいいんじゃない?写真撮っていいー?」

「え、あ、あの鏡見てきますっ!」

「じゃあ僕も行く」

「じょ、女子トイレですよ…!」

「いいよ。ていうかそれ途中で見られちゃってもいいの?」

「えっ、それは困ります…」

「じゃあ僕がついて行ってあげ「オレもいく!」

「えー」

「いいじゃん!」


***


「ね?」

「はい…」

「すげえ可愛いけど…」

「これどうしたらいいんでしょう…」

「んー、そうだねえ…取りあえず様子見るしかないんじゃないかな」

「そうですか…」

「でも、それじゃあ今日授業出られないよなあ」

「そ、そうだね…」

「じゃあ、今日はさぼっちゃおうか」

「お、沖田先輩!なに言ってるんですか!だめですよ」

「いいじゃない」

「お、おう!いいじゃん!」

「平助くんまで!」

「じゃあ!今日は屋上で!さぼりますか「平助」

「は、ははじめくん!」

「何をしている」

「え!何もしてないよ!ていうか!なに!どうしたの!」

「あれ、はじめくんじゃなーい!どうしたの」

「どうしたもこうしたもない。授業が始まるからな…教室に戻るだけだ」

「そ、そうか!じゃ、じゃあ俺たちも行くから!」

「…?そうか…ん、雪村おはよう」

「おはようございます!」

「なぜ、頭を抑えている」

「な、何でもありませ「うさみみだよ」

「うさみみ?」

「そう、千鶴ちゃんうさみみが生えちゃったんだよ」

「なっ!そ、そんなわけが…!」

「ほら」

「!」

「というわけで、今日はさぼるからうまくごまかしといてよ」

「…許さん」

「え」

「はじめくん何て」

「許さんといったのだ」

「え、だってはじめくん!千鶴が…」

「だめだ、許すわけにはいかん。雪村はそのまま授業を受けろ」

「えええ!恥ずかしいですよ…」

「…では、そのまま受けるのか南雲に伝えるか好きな方を選べ」

「えええ!薫は駄目ですよ斎藤さん…」

「では、受けるのだな?」

「はじめくん!それはちょっと厳しいんじゃねえ?」

「俺はこういう人間だ」

「はじめくんさいてー」

「どうとでもいえ」


***


「という夢を見たんだが、雪村」

「は、はあ」

「俺はこんなひどい奴ではないぞ!困ったらすぐに俺に言え」

「はあ…」

「なになに!はじめくん!詳しく!」

「僕たちにも教えてよ」

「駄目だ、これはお前たちには秘密だ!バーカバーカ!」


千鶴ちゃんにうさみみ!
(俺だけ損する夢…)


20130226


花薇さんへ!

おおお、遅くなってしまって申し訳ありません…!
結局まとまらなかっ、た…いつも通りの夢落ちです…夢落ち最高だぜ…
いつも通り、あの3人のネタです!今回はオチだけはじめくん千鶴ちゃんなお話です!いつも通り、平助はあまり良くないポジションですかね…?でもオチ以外ははじめくんが最低なお話。初めてのパターンかもしれないです!

それでは、すっごく遅くなってしまいましたが、リクエストありがとうございました!もし何かありましたらお気軽に言ってやってください…!