「千鶴…勉強…教えてください…」

「わ!平助くん!すごく元気なさそうだけど…」

「んなことねえよ…」

「そ、そうかな?」

「ああ…頼む!このままじゃ土方さんに確実に怒られる…」

「そ、そっか…それじゃあ私でいいなら」

「ま、まじか!ありがと!」

「ううん、大丈夫だよ」

「さんきゅうな!じゃあ、えっとここなんだけど、」

「あ、それはね…」


こうして教わったオレはテスト当日を迎えた。でもテスト前にやることがあるんだぜ!とにかく行ってくる!


「ドヤァ」


そう、やらないといけないのは総司に自慢することだ!多分、それで?って言われるのがオチだろうけど。


「何が?」

「千鶴に勉強教わっちゃった!」

「ふうん。だからどうしたの?」

「あ、や、別に…総司千鶴の事好きだから羨ましいかなって…」

「そんなことか。別に羨ましくないよ?僕、千鶴ちゃんとそれ以上やってるし」


まさかの事実を知ってしまった。オレだってそれ以上のこと、千鶴の家お邪魔したり、一緒に出かけたり(オレ的にはデート!)、小さいときに一緒に風呂はいったりしたことあるんだぜ。まさか総司はそれ以上の事を千鶴としたっていうのか…負けた…

「は!え!何!何したのよ!」

「秘密ー」



(何なんだよ!)
(平助にはまだ早いこと)
(はあ!なにそれ!)
(何だろうね。ていうか、勉強は?)
(あー!もう一時間しかねえ!)
(ま、せいぜい頑張りなよ)


20110309
別にいかがわしい事ではなく総司は平助に嘘ついてる程度。

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -