「千鶴ちゃん、今日何の日か知ってる?」

「えっと、今日ですか?今日は…」

「8人のオレがはじめくんとナンバーワンの日!」

「うっせ平助」

「…」

「今日は千鶴ちゃん記念日です」

「な、何ですかそれ」

「千鶴ちゃんが僕たちのいうことひとつ聞いてくれる日ー」

「え、私の記念日なのにですか!」

「うん」

「皆さんが何か私にしてくれる日とかじゃないんですね…あの、別に何かしてほしいってわけじゃないんですけど、記念日の名前的にそうなのかなって…」

「え、普通に考えて逆「うるさいな平助、黙りなよ」

「ごめんね」

「ということで、僕たちのお願い聞いてもらえる?」

「えっえっ」

「俺からも頼む…」

「さ、斎藤さん!…斎藤さんのお願いなら…」

「ちっ」

「誰!今舌打ちしたの!」

「お前だよ、総司」

「テヘペロ、なんて僕が言うと思う消えなよ」

「いや、誰もいってねーし!誰だお前!」

「僕は僕ですけど」



「で、千鶴俺はだが…」



「何してんのはじめくん!せこ!」

「は?」

「千鶴ちゃん僕は「オレはー!「俺はうさみみを付けてほしいな」

「「!?」」

「うさみみ、ですか…?」

「そうだ」

「私そんなの持ってないですよ」

「大丈夫だ、平助が持っている」

「な、なんでオレの秘密の箱の中身知ってんの!こわっ」

「アイツ」

「総司お前…!」

「別にいいじゃない僕たちのなかでしょ。ってことで千鶴ちゃん、はい」

「なにそれうれしい…っておいいいい!」

「ほ、本当にやるんですか?」

「駄目か?」

「うっ、そんな顔で私を見ないでください…!」

「あ、もしそのうさみみつけてくれたらお願いごと、それひとつだけでいいよ」

「本当ですか!じゃあ私やります」

「おおう!やったぜ!」

「あ、ちょっと待って!僕がつけてあげるよ」

「はああ!なに言ってんの!オレがつけてあげるぜ!」

「いや、俺だろう」

「え、ちょっと皆さん…!」



「明日へとらいあげ〜!…ん?千鶴ちゃんじゃねーか!」

「あ、永倉先生!」

「あいつらなにしてんだ?」

「実は…」

「へえ、なるほどな!じゃあ俺がつけてやるよ!かしてみ!」

「あっ、はい」

「任せろ!…はい!」

「ど、どうですか」

「おおー!可愛いじゃねーか!」

「あ、ありがとうございます…!」

「おい、お前たち千鶴ちゃん可愛いぞ」

「え?っておまあああ!しんぱっつあああん!」

「新八さん何してんの…」

「えっ、何ってお前らが馬鹿みてえに騒いでるからよー代わりにやってあげたんだよ」

「ばっきゃろおおおおおおお!」

「えええ!はじめくんどうしたの!」

「あああもう!千鶴可愛いな…!だけどもう!永倉先生!何してんの!」

「いやだからな…」

「もういいです!千鶴ちょっとこっちへ来てくれ」

「え、は、はい?」

「あー!はじめくんずる!僕も行く」

「オレも!…しんぱっつぁん今回はしんぱっつぁんが悪いよ」



「は!まじお前らなんなの意味ワカンネ」



(千鶴、俺が付け直していいか…)
(は、はい?どうぞ…?)
(じゃ、じゃあ…(ばっかやろう!抜け駆けはゆるさん!))
(ナイス平助!さあ、また話し合おうか)



20110811
いつもの三人+新八はすごく新八が浮いてしまいますね…

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