花粉症一年後談


「っくし!くっし!」

「あれえ、はじめくんどうしたの?花粉症ー?」

「いっくし!総司、何でもない」

「あれれえ、はじめくーん!花粉症?ねえ、そうなの?」

「うるさいぞ、平助。あとで覚えておけよ」

「ごめんなさい!ていうかオレと総司の差の謎」

「ていうか、はじめくんは花粉症なんでしょ?」

「いや、目はか、かか痒くないし鼻水だって3日位しか出てないからな!これは風邪だな」

「いや、目痒いんでしょ?ちょっと焦りを感じられるよ」

「そ、そんなことないぞ?ほら見ろ、俺の目を」

「あー!総司ー!はじめくん!目え真っ赤!」

「うるさいぞ!平助!黙れ!」

「え!なにそれええ!なに!総司と!オレの!差!」

「いや、うるさいよ平助」

「フーン」

「俺は花粉症ではなく風邪だということでこの話は終わりにしよう」

「いや、はじめくんは今年花粉症デビューです。おめでとー!」

「おめでとー…」

「いや、俺は花粉症ではっくし!ズー、はっくしゅん!」

「いや、それ花粉症だからね、ほら平助、はじめくんにティッシュ」

「はいよ、ほらはじめくんどうぞ」

「ありがとな、平助」

「どういたしまして!いやあ、はじめくんもデビューか!」

「さっき落ち込んでたと思ったらなに元気になってんの、意味分からないよ」

「いやあ、はじめくんにお礼言われちゃったからさー!」

「…ていうか、お前たち。花粉症じゃなかったのか?」

「「今年は大丈夫でした」」

「…どこかへいってしまえバカ」


20110501
苦しさを味わうことになってしまったはじめくんと今年は大丈夫だった沖田と平助

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