「謙也、あたしのことが好きな理由。短くまとめて言ってみて」

「す、好き過ぎてノーお前ノーライフや!」

「どや?」
「どやじゃないやろ!ほんまあほやな」
「あほって言う方があほやって知らんの?」
「知ってますう!けどあたしは本当のこと言っただけやし」
「じゃあ俺のどこがあほなのか言ってみろや!」
「そうやってマジになるとこ」
「べ、別にええやろ!俺はなんにでも本気なんや!」
「別にええけどー」
「…お前マジで俺のこと好きなん?」
「どうやろな、謙也より白石のがイケメンやからなあ」
「ええ、ほんまなん?え?本気でいっとんのか?」
「さあ…どうやろなあ」


(え!まじでいうてる?)
(さあどうやろ)
(白石に聞いてくる!)
(何を聞くん?)
(コッソリつきおうてるのか)
(あはははは!ほんまあほやんあほすぎや)
(は)
(付き合ってるなんて一度もいってへんし)
(お、おん。せやけど)
(せやけど?)
(だーもう!なんでもないわ!)
(…まあ、そんな謙也が好きなんやけど)
(え?なん?)
(何でもあらへんー)

20110115

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