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「ここが私がいつも遊んでる公園アル!」




まず最初に案内してくれたのは神楽がいつも遊んでる公園だった




この公園は結構広いから定春とも思いっきり遊べそうだなぁ




私より少し前を歩いて案内してくれている紫色の番傘を見ながらふと目に付いたのはダンボールに寝転がっているオジさん





「神楽、あれは何?」





私が指さした方を見て神楽は顔を歪めた





「知らないネ、次は他を案内するから付いてくるヨロシ」




「え!あ、うん…」





神楽に手を引かれて公園を後にした



もしかしてあの公園に住んでるとか?






………まさかネ





「神楽、次は何処に連れて行ってくれるの?」




「んー、次は私の行きつけに行くアル!」




「行きつけ?」




首をかしげて先を歩く神楽に付いていく



神楽に行きつけのお店なんてあったんだ





神楽とかぶき町を歩いているとついこの間見たばかりの黒服が…確か総悟さんとタバコの人




「神楽、ちょっと待ってて!」





「え、あ!神那!?」




神楽の傍を離れ黒服の二人組に近づく





「あの!」





私の声を聞いて振り向いた二人は怪訝そうな顔をした





「テメェなんの用でぃ」





何故か喧嘩腰の総悟さん



あれ、私何かしたっけ…?






「いえ、昨日万事屋まで道を教えて頂いたお陰で無事たどり着いたのでお礼を言おうと…」





「…何言ってんだ、俺たちは別にお前に道なんか教えてねぇよ」




「え?…でも確かに「神那!!」あ、神楽」




「チャイナが2人!?」





タバコの人が目を見開いて私達を見た(元から瞳孔開いているけど)




「じゃあアンタは昨日のマントかぃ?」




「あ、はい…そうです」




私がそういうと総悟さんは私に顔を近づけた




「…な、なにか?」



あまりの近さに思わず後ずさる






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