とりあえず玄関から居間に移動しさっきあった事を説明した
それを聞いた銀ちゃんが何故か怒り木刀をメガネの彼に向けた
「まぁまぁ、落ち着いてヨ」
どうして見られた本人以外の人達がこんなに怒っているのか…
「っていうか、何で神那はそんなに落ち着いてるアルカ?」
「そーだよ、こんなメガネ庇う必要ねぇって!!」
「いや、庇うっていうか…別に気にする事じゃないし」
普通に答えた私に目が点になっている2人
「だって裸見られた訳じゃないし…」
流石に私も裸を見られたら嫌だけど
まだ続くんだろうか、この話
「…もういい?メガネ君の名前も知りたいし」
そう言った私に神楽が
「こんな奴の名前なんてメガネで十分アル」
…神楽暫く会わないうちに辛辣になったなぁ
怒ってない時はいつも通り可愛いんだけど
「そういう訳にはいかないでしょ?
神楽もお世話になってるんだから…
えっとごめんなさい、神楽がいつも迷惑かけているみたいで…」
「あ、いえ…僕は志村新八っていいます。
よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げたメガネ君改め新八君
「えっと神那ちゃん、で良いんだよね」
「はい」
「えっと、よろしく」
ぎこちない挨拶に空気を和らげようとニッコリと笑った
「新八君は和菓子好きですか?」
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