×
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -


「神那!!お風呂一緒に入ろう!」



食事を終え後片付けをしている時だった




「うん、いいよ
洗い物が終わったらでいい?」




「じゃあ、待ってるアル!」



パタパタと台所から出て行く神楽




そう言えば一緒にいた頃は毎日お風呂2人で入っていたなぁ



神楽も待ってるし、早めに終わらせよう




早く、且つ綺麗食器を洗う





・・・・




「神楽〜終わったヨ」



居間に戻るともうタオルをもって待っていた神楽



…準備万端だね



「行こっ!」




私の手を引きルンルンの神楽




…そんなに早くお風呂に入りたかったのかな??




※違います




脱衣所で服を脱いでいると不意に神楽と目が合った




「…どうかした?」




神楽の視線をたどっていくとたどり着いたのは私の胸




「なんでおなじ遺伝子なのにこんなに成長が違うんだ…」



神楽は自分の胸と私の胸を見比べて落ち込んでいる




「…神楽、成長なんて人それぞれ時期が違うから気にすることないヨ」




「でも……


あれ、神那まだそのネックレス付けてたアルカ?」




神楽が次に注目したのは兄さんからもらったネックレスだった




「え、あ…うん。
これはすごく大事なモノだからいつも離さずにつけてるの」



いつかまた兄さんに会うために…



これはきっと必要なものなんだ




兄さんもそんなこと言ってたし…




「ホラ、いいから早く入っちゃおう!お風呂冷めちゃう」




「うん」




神楽とお互いに背中を洗いあったりしてお風呂を楽しんだ




「ふう…スッキリしたー」


脱衣所で体を拭いているところで気がついた




服、持ってくるの忘れた




どうしようっていうかカバンどこに置いてたっけ…



「あ、玄関だ」




玄関に置き忘れていたのを思い出してバスタオルを体に巻き脱衣所から出る





prev next