「…とりあえずご飯にしよ？

今日は神楽が当番なんでしょ？代わりに私が作るヨ」




「キャッホーイ！！久しぶりの神那の手料理アル！！」




両手を上げて喜ぶ神楽




「ふふ、何が食べたい？」




「えっとね、えっと…オムライス！！」




神楽にしては珍しいチョイスだ



てっきりお茶漬けかなにかかと思ったけど




「うん、わかった」




「…私が出て行った時、オムライス食べ損ねたから」




「神楽…」



「台所はこっちネ」




神楽、覚えてたんだね





「腕によりをかけて作るから待っててネ」




「うん！」





台所に案内してもらい冷蔵庫の中を見ると




「…材料が、無い」




いや、ケチャップと卵はあるし



あ、魚肉ソーセージ発見




まあこれでなんとか作れるかな…




本当は野菜が欲しかったんだけど、買い物はまた今度でいいし




今ある材料で作るか








〜居間〜




「銀ちゃんよかったアルな！！神那の料理は絶品アル！！
なんでも作れるネ！」




居間のソファーでご飯が出来上がるまで待っている２人




「…なんで妹はなんでも出来んのにお前は卵かけられご飯しか作れねーんだよ」




ドゴッ！！



「なんだって？？」




「…いや、なんでもありません」




「どうしたの、二人共」





作り終えてお皿を運んで来た神那が首を傾げていたのは言うまでもない







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