神楽から手紙を貰い早速地球へ向かう準備をする
地球はここと違って日差しが強いみたいなので包帯を巻き、マントも忘れず付ける
そして番傘を腰に仕舞い家を出る
ダディには一応置き手紙を書いておいた
この半年で帰ってきたことは無いけど…
一応、ね
飛行船の中でたくさんの天人を見た
私はあの星から出たことがなかったからとても新鮮だった
人間観察ならぬ天人観察をしていたらいつの間にか地球に着いていた
ターミナルから出るとそこには太陽が輝いていて
一度も見たことがない私には刺激が強かった
「…まぶしッ」
カバンにしまっていたゴーグルを付ける
マントを被り、包帯を体に巻きつけてゴーグルをつけているのは異様な光景であり
とても目立っていた
神那自身は全く気がついていないが…
「これが地球…」
キョロキョロと見回すと新しいものがいっぱいで楽しい
楽しいところだなぁ…
ここで気がついたことが1つ
神楽に会いに来たのはいいけど
初めての場所だから万事屋がどこにあるのか
さっぱりわからない
通りかかる人に聞こうとしても何故だか逃げられる
何故…?
「うーん…困ったなぁ」
どうしたものかと考えていたら後ろから声を掛けられた
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