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ヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロ!!!!!!!







私に触るな!!!





嫌だ…嫌!!!!





「っ……!!!」






男が下着に手を伸ばした瞬間私の中の何かがプツリと切れた






ドゴッ!!!








「グワッ!!」




「な、なんだ!?」




私に手を伸ばしていた男を思い切り蹴り飛ばす




当たり所が悪かったのか男はそのまま動かなくなった




首の骨でも折れたのだろう





もう一人の男に近づきたいが、手を縛られたままで自由が効かない


そのため足で反動をつけて起き上がる






「う、うわぁ!!!」





後ずさり怯えた表情を浮かべる男に冷めた笑みで見やる




「来るな!…来るなぁ!!」





縄を噛み切り番傘を取り出す





「この場所滅多に人が通らないんだったよネ?残念だったねぇ…大声を上げても誰も助けに来てくれない」




「ひぃ、ゆ、許しっ!!」




「命乞いなんて見苦しいヨ、あんたも夜兎だったら潔く死ぬべきだ」





男の頭に番傘を押し付ける





「ばいばーい」







家に帰り部屋に蹲る






「………」




殺しちゃった…





二人も






あの時、私は恐怖なんて感じていなかった





むしろわたしは今までにない高揚感に包まれていた





終わったあと私は人を殺していた事に気がついた





それと同時に自分が楽しんでいたということに恐怖を感じていた






私はおかしい、オカシイ、可笑しい




私は…





戦うことが、好き?






血を見るのは恐怖じゃない??





「これが夜兎?」





夜兎という種族がどういう物なのか




身をもって感じた







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