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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -
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緑間と別れたあと本来の目的である飲み物を買うため自販機の前に立つ




「私はーコーヒーで、あっくんは何が良いかなぁ…」



紫原には何が良いかとじっと眺める



「あ、」



そこで病的に蛍光色の炭酸飲料を見つけ

そう言えば紫原はよくこのシリーズを飲んでいたと思いそれを買った




先ほどのやり取りもあり時間が少し経ってしまっている



千代子は小走りに紫原の元へと向かって行った




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「ごめんね、遅くなっちゃった」



急いで紫原の元へ戻るとまだお弁当の中身は変わっていない




「おかえりー」




「ご飯先に食べてて良かったのに…」



「俺が待ってただけだからちょこちんは気にしなくていいし」



「ありがと!はい、あっくんに買ってきたやつ!これ好きでしょー!」




そう言ってあの蛍光色の飲み物を渡した




「ありがとー」



ふにゃりと笑う紫原にこっちまで頬が緩む




「よし!お弁当食べよっか」




「うん」




(あれ、なにそのキーホルダー)
(ん?あ、これねーさっき飲み物買いに行く時に会った真ちゃんに貸してもらったの)
((真ちゃん?)え、男?)
(うん、バスケ部みたいだよーあっくん知ってる?)
(んーさぁ、知らない(また男の知り合いが増えてる))


着いていけば良かったと後悔する紫原だった

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