2
クラス表の前に着き、自分の名前を探す
「…あっくんはねぇ…あ、あった2組だってー。私はねーえっと…3組だ」
クラス離れちゃったネ、と眉を下げて笑う
少女の名前は茶野千代子
「ちょこちんとクラス離れたら俺頑張れないかも…」
紫原はあまり抑揚の無い声でぼそりと呟いた
その呟きを聞き逃す筈もなく、千代子は嬉しそうに微笑んだ
「クラス隣だし、すぐに会いに行けるよ!合同授業とかあるだろうし!」
だから大丈夫だよ、そう笑う彼女に紫原も笑い返す
「うーん…じゃあ昼休み一緒にお昼食べようねー」
「うん!当たり前だよ!!」
当然だ、というように千代子は笑った
____________
___________
お互いに依存し合う私
それはまるで麻薬のよう
[
prev next ]