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3

最初こそ遠慮していてあまり喋らなかったさつきだったが、時間が経つにつれていつもどおりに話してくれるようになった



話題はクラスの担任の話やらくだらない話まで色々話した



そこで不意に思い出した様にさつきが言った




「そう言えばちょこちゃんの髪の毛毎日むっくんがしてるんだよね?」



「うん、そうだよー」



ご飯を食べ終わりスナック菓子をポリポリと食べながら答える紫原



「むっくんは髪の毛長い子が好きなの?」



さつきの質問に暫く考えるようにして呟いた



「髪の長さは特に好みとかないけどー

うーん…短いのも良いけどちょこちんは長い方が良いから」



要するに千代子なら何でも良いと言う事だ



「そっか、でもむっくんセンス良いね、このリボンむっくんが選んだんでしょう?」



そう言って千代子のリボンを指さした



「ちょこちんは何時も周りの奴らに笑顔振りまいてるから俺のだって分かるようにリボンにした」



本当はアクセサリーにしようと思ったが学校には付けられないから、と千代子のリボンをつついた




「別に笑顔振りまいてるつもりじゃないんだけどなぁ…」



そう苦笑いを浮かべる千代子


「でもちょこちゃんは何時も笑顔だよね
私ちょこちゃんの笑ってる顔好きだよ」



「ありがとーさっちゃん」



へらりとまた笑顔を浮かべる千代子



「むっくんはちょこちゃんの好きな所どこかあるの?」



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