×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
1


それから何となく過ごす日々が続いた




授業もそれとなく受けて休み時間はあっくんとご飯食べて



放課後は部活に励む




つい最近までは新しい生活を目まぐるしく送っていたはずが
もう既に日常と化してきている




慣れって怖いなぁ、と思った千代子だった




昼休みいつもの様に紫原とお昼を食べようと紫原の教室に向かっている途中



誰かにぶつかった






「っわぁ!」





身長、体重が共に軽い千代子は尻餅を突いてしまった




「いったぁ…」




ぶつかった人物は軽く謝り走って行ってしまった



「…もー」




立ち上がろうとした所で声を掛けられた




「おい、大丈夫かよ」




しゃがみこんでいたままの千代子に手を差し伸べてくれた優しい人物をみあげる




そこに立っていたのは浅黒い色をした少年が立っていた





「…あり、がとう」




遠慮なく手を取り立ち上がって相手の顔を拝見する





彼を見て千代子は首を捻った




…どこかで見たような



どこだったっけ??




そこで浮かんできた桃色





『幼馴染みの大ちゃん』




「……大ちゃん?」




すると大ちゃん(多分)は顔を顰めた




「なんで俺の事知ってんだよ」




「さっちゃんが前話してた気がする…」




「さっちゃん…さつきか?」




「そうそう!」





千代子がそういうと彼は興味が無そうに相槌を打つだけだった





「あ、私は茶野千代子!!
男子バスケ部のマネージャーやってます!」




ビシッと敬礼する




「…変な奴


俺は青峰大輝」





「じゃあ、大ちゃん!

これからよろしくねー」




青峰はおう、と笑顔を浮かべた








[ prev next ]
Back to top