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「#幼馴染」のBL小説を読む
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何往復かしてやっと運び終えた二人はもう既にゲッソリとしていた



休憩時間が終わるまでは少しだけマネージャーも休むことが出来る




千代子達は任された体育館は第4体育館



仮入部の部員達が練習をしているところだ




休憩がてら千代子とさつきは練習を見学していた




「やっぱりみんな気合い入ってるね」



「うん」



皆一生懸命練習に取り組んでいる姿は輝いていた



そう言えば、とさつきは思い出した様に千代子に聞いてきた


「ちょこちゃんの彼氏ってどの人なの?」



「ん?あっくんはねぇ…」


千代子はキョロキョロと辺りを見渡す



「あ、いたいた…ほらあそこー背が高くて眠たそうにしてる紫ー」



千代子の指さす方を見るとさつきは直ぐに見つけ出す事が出来た




「え?!ちょこちゃんの彼ってあんなに大きいの!?」



千代子と紫原の身長差にさつきは驚きを隠せないでいた



「うん。そうだよー」



千代子は何てこと無さそうにへらりと笑った



「あ、あっくんがこっち向いた。」



手を振ると紫原は少しだけ笑みを向けた




「…なんか、凄いね」



「どうしてー?」




「すっごくラブラブで羨ましい!」




「あははーさっちゃんったら」




「やっぱり付き合って間もないの?」




「うーん…確かもう2年くらいかなぁ…?」



まぁ、それまでも幼馴染みとして一緒にいた期間はずっと長かったが




「えぇ?!もうそんなに経ってるの!?」



さつきは千代子の意外な一面を見てまたまた驚いた




さつきの表情を見て千代子は楽しそうに笑った




「でも、あっという間だったよー」




紫原と付き合って2年



本当にあっという間に時が過ぎていった



「そっか…私もいつかちょこちゃんみたいに素敵な彼氏見つける!




「うん、私応援してるよ」





話が終わった所で丁度休憩のホイッスルが鳴った




「茶野さん、桃井さん!部員にドリンクとタオルを渡すからこっちにきて!!」




先輩からの呼び出しに急いで向かう





さて、あともうひと仕事がんばりますか。








長くなりそうなので一旦ここで区切ります(^_^;)

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