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「先生何て言ってたの?」



廊下を歩きながら尋ねる



すると彼女はクスクスと笑い出した


何故笑うのかがわからず首を傾げた





「ごめんね、あれ嘘なの」



「え!?嘘!?」



「うん、千代子さんが皆に質問されてて困ってたみたいだから、つい」



余計な事しちゃったかな、と苦笑いする彼女に千代子は



「全然!!本当に困ってたからどうしようかって考えてたところだったの!ありがとう…えっと」




先程と同様、助けてくれた彼女の名前さえ覚えていなかった



桃色の髪をしていてしかも美少女





とても印象深いはずだが千代子は覚えていなかった




「さつき、桃井さつきっていうの」


「さつき、さつき、さつき…じゃあさっちゃんね!!私は茶野千代子!ちょこって呼んで?」



「うん!!ちょこちゃん、よろしくね!」




この二人がのちのちキセキの世代を支えて行く重要な人材になるとは知るはずもない




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(あっくん聞いて聞いてー!)
(んー?どうしたの?ちょこちん)
(今日初めて女の子の友達が出来たの〜)
(え、じゃあこの前の友達って男だったの?)
(え、うん…(なんか不機嫌?))
(…)
(大丈夫だよ〜私にはあっくんだけだもん!!)
(別にそんなんじゃねーし!!)
(えへへー)

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