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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「あの、今日は…ちょっと……」




こんなに荒れた手で孝支先輩とは手を繋げない…



そんな私の様子を見ていた孝支先輩が不意に私の両手をギュッと握った




「??…孝支先輩?」



「遥音の手はちっちゃいな」



「…孝支先輩の手は大きいですね」




私とは違う大きくてゴツゴツしてる…でも暖かくてホッとする手



「俺…遥音の頑張ってる手、好きだよ」



「!!」



「こうやって手が荒れちゃうのも俺たちの為に一生懸命やってくれてるからだろ?…頑張ってる証じゃん」



「…先輩」




私の荒れた手を労る様に撫でる姿にジーンとした



凄く、凄く嬉しい



私の手を見てこんな風に言ってくれるなんて



孝支先輩のこういうところ本当に好きだなぁ…





「あ、の……ですね、先輩」




「ん?」




「今日、帰りにハンドクリームを買って帰りたいなって思ってるんですけど…もし良かったら一緒に買いに行ってくれませんか?」



私のお願いに孝支先輩は2つ返事で頷いてくれた




私達はその後手を繋いで目的地まで向かった






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「遥音、ハンドクリーム買えた?」



「あ!きよちゃん!聞いて聞いて!昨日の帰りに孝支先輩と一緒に買いに行ったの!見てみてー」



「………」





(え、清水…どうかした?)
(………………別に)
(え?あ、そう??なぁ、大地…俺清水になんかしたっけ?)
(いや、俺が見てる限りでは特に思い当たらないな…)
(…うーん、だよな)
((……私も遥音と一緒に買いに行きたかったのに))
本当は潔子さんも一緒に遥音ちゃんと一緒に買いに行きたかったんです(笑)

2015/08/11 修正
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