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「孝支せんぱーい!!」





いつものように孝支先輩とお昼を食べるために中庭のベンチで待っていると孝支先輩が走ってくるのが見えた





「っごめん、遅れて…」






走ってきてくれたため少し息が上がっている





「私待つの嫌いじゃないんで全然気にしなくていいですよ?


先輩、体育だったでしょ??」







はいどうぞ、とさっき買っておいたスポーツドリンクを差し出す






「サンキュ…あれ?なんで知ってんの??」






キョトンとしながら首を傾げる姿が超絶に可愛いっ!!!





軽く鼻を手で抑えながら孝支先輩の疑問に応える





「えっとですね、私今の席窓際なんですよ


そこからグラウンドがよく見えるんです。だから授業中よく見てるんですけど
そしたら今日は三年生が体育やってたんでもしかしたらと思ったらやっぱり孝支先輩が見えたんです」





ニッコリと笑って言うと孝支先輩は複雑そうな顔をした





「見ちゃダメでしたか??」







先輩のサッカーやってるところカッコよかったのに…






「いや、ダメでは無いけどちょっといいなって思って」





「???何がですか?」




私がそう問いかけると孝支先輩が目を逸らした





「だって俺は遥音の授業の様子とか見れないのになって…」






「っ!!??」






ちょ、え、、え??






なにこの可愛い人、え…ちょっとまって






いや、ていうか私より女子力たかくね??




おいこら、誰だ女子力元からないだろとか言ったやつ 表へ出なさい





いや、そんなことより!!!!





「こ、孝支先輩…」





「いや、ちょっとまって今のやっぱなし!!!」





忘れて!と叫ぶ孝支先輩





「いや、忘れませんよ、私の心メモリーに深く刻み込みました」





「は!?メモリー!??ちょ、もうほんと最悪…」




はあ、とため息をついて顔を伏せた孝支先輩が可愛すぎて抱きつきました





2015/08/11 修正
おまけ
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