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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -


※モブ視点




僕のクラスには天野遥音さんという人がいる




彼女はクラスのムードメーカーで、男女共に人気がある





休み時間ではみんなと同じように騒いでいるのに授業中は集中してる彼女のことをすごいと思う




板書をノートに書き写しているとき長い髪の毛がさらりと肩から流れるのが妙に色っぽい




彼女はどうやらハーフみたいで肌がとても白い(クラスの女子談によると)




外国の血が混ざっているためなのか鼻は高く唇は薄い




背も女子の平均よりも高くてスラッとしている



クラスで彼女は一番美人だと思う




そんなクラスで一番美人な彼女はなんと僕の隣の席(多分ぼくは一生の運を使い果たした)




今は4限目で国語の時間だ




そっと隣りの彼女を見るとグラウンドを眺めていた



時折左手の薬指を口元に当て微笑している姿がまたいい……。




ここまで言うともうわかっている人もいると思うが僕は彼女に淡い恋心を抱いている




でも天野さんは同じ部活の先輩と付き合っているらしい(クラスの女子談によると)




らしいっていうのは実際に僕は見たことがないからだ




まあ、僕は彼女が好きだからと言って告白するとかいうことはない




僕なんかがクラス一の美女と付き合えるわけないし…




きっと天野さんと付き合えるくらいだからとってもかっこいい彼氏なんだろう




「こら!!山之口!!聞いてんのか!?」




「うわぁ、はいっ…!」






ボーッと彼女を眺めていると授業を聞いていないのが先生にバレてしまった






ぼくはこの男口調の女教師が少し苦手だった





この人の授業でぼんやりするなんて…






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