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飛雄のトスを見てから隣に立っている孝支先輩の様子が変だ
いや、変だっていったらおかしいけど…
なんていうか、考え込んでるみたいな……
でも、それを聞く事は出来なかった
「おい お前らクイック使えんのか!?」
「クイック??」
「今みたいな速い攻撃だよ!!」
龍が興奮しながら翔陽に聞くが当の本人は何の事だか解っていないみたいで首を傾げていた
「? 全然
おれポォーーーンて高く山なりに上がるトスしか打ったことないです」
「でも今やっただろ!?
それにお前中学ん時素人セッターのミスったトス打ったろ!
ああいう…」
「えっ?
でもどうやったか覚えてないです」
「〜っ」
翔陽は本能で動いてそうだもんなぁ…
「でも おれどんなトスでも打ちますよ!
打つからな!!」
そう言って翔陽は後ろにいる飛雄に向かって言った
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