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「「「ふ、あ〜〜〜あ」」」
ここ最近朝がいつも以上に早くて欠伸が止まらない
「眠そうだなお前ら」
私達は大地さんの言葉にギクリと肩を揺らした
「えっそぉ!?勉強のしすぎかなァ〜?」
「おっ俺も勉強のっ」
「お前に限ってそれはないだろ!」
孝支先輩の龍に対するツッコミを聞かれない様に私は口を開いた
「大地さん聞いてください!私最近孝支先輩のことを思うと夜も眠れないんです!
これは、なにかの病気ですかね!?」
「いや、違うから…遥音は通常どおりだな
まぁいいや、今日から入部の1年紹介するよ」
「「「?」」」
まだ他にも1年いたんだ
「よろしくお願いしまぁーす!」
大地さんに言われて出てきたのは背の高い男子ともう一人はソバカスの似合う男子の二人だった
「うへー、おっきいなぁ…」
「1年の月島蛍です」
「同じく1年の山口忠です!」
「へー私はマネージャーの天野遥音 2年です、よろしくねー!
私の事は遥音先輩って呼んでね、先輩ね!! 」
私がそう言うと忠はこくこくと頭を下げたが蛍の方はあからさまに面倒くさそうな顔をした
まあ、そんなこと気にしないけどね!
ほら、先輩って心が広いからさ
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