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「…ふあーあ」
朝5時10分まだ覚醒しきれていない体にムチを入れなんとか孝支先輩との待ち合わせ場所に向かう
正直、朝は苦手だ…
まだ家のベッドで夢の中にいるお母さんを羨ましく思いながらも朝から孝支先輩に会えるんだと思うとこの眠気と寒さも我慢できる!!
そう、これこそまさに愛の力!!!!
あくびを噛み締めながら目的地まで足を動かす
ゆっくりと歩いていたはずの足取りも徐々に早くなっていく
「我慢できるって思ったけど…やっぱり寒いもんは寒いよー!!!」
それもその筈私はマフラーのみで手袋は付けていない
だって手袋ってゴワゴワしてて気持ち悪いんだもん
マフラーに顔をうずめながら駆けていった
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