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「 う

うわぁぁ!?どっな?…

「仲間の自覚」って何!?どうやんの!?」




「知るかっ」




「~~~~っ

いっ入れて下さいっ

バレーやらして下さいっ

おれ影山ともちゃんとな…仲良くっ

なかよくしますからぁぁぁぁ」




「「あーあ」」




追い出された二人の声を(主に翔陽)の叫びを聞いて龍とハモった




「いいのかよ大地 貴重な部員だろ」





孝支先輩の声に私もコクコクと頷く




ただでさえ部員が減ってきているのにあそこまでやらなくても…




「ていうか"チーム"とかって徐々になっていくモンだろォ」




「分かってる!

が!!」





後ろを振り向いた大地さんの視線をたどる




「おい ちょっとどけ!!」




「あたっ

何すんだよっ今おれが話して「主将!!

すみませんでした!!部活に参」俺が先に話し「うるせぇっ」」





「「「……………」」」




何で龍はあんなに楽しそうなんだ




アホなのか?…いや、アホだ




「あんな状態で練習になるか。

入部を拒否するわけじゃない でも反省はしてもらう」




大地さんが言い切ったところで扉がバンバンと叩かれる音がした




「すみませんでした!!

コイツともちゃんと協力します!

部活に参加させて下さい!!」





今度は飛雄の方みたいだ




それを聞いた大地さんが扉の方に近づいて行って扉を半分ほど開けた




「本音は?」




「「……………」」




「~~~~っ」




大地さんの視線に耐えかねたのかボソッと呟いた




「…試合で…

今のコイツと協力するくらいなら

レシーブもトスもスパイクも

全部俺一人でやれればいいのにって思ってます」





「何言ってんのオマエェ!?」





「はっはっはっ!!

何で本当に言っちゃうんだよ本音を!

いいと思うよそういうの!



でもさ、ボールを落としとはダメ

持ってもダメ

一人が続けて二度触るのもダメ

…っていうバレーボールでどうやって一人で戦うの?」





大地さんはそれだけ言ってピシャンと扉を閉めた





流石大地さん、言うことがちがうね!カッコイイ!!




まぁ、孝支先輩が一番だけど!!



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