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そんな二人の様子を忠の隣りで眺めていたら大地さんがやってきた




「あっお前らっ ちょっと目ぇ話したスキにっ」




蛍は今まで龍と一緒になってやっていたというのに大地さんが見えた途端にさっと何事もなかったような顔してこっちに来た




「失礼しましたっ」




「あっ いえ…」




龍は大地さんに背中を押されながらも青城の彼を睨みつけている




「ホラ ウロウロすんなっ 田中その顔ヤメロ!!」




大地さんのそばにいた孝支先輩も呆れ顔だ




その場から去ろうとしたとき




「…………  久しぶりじゃねーの王様」




もうひとりのなんか長い方の男子生徒が飛雄に話しかけた




「烏野でどんな独裁政権敷いてんのか楽しみにしてるわ」




きっと彼は飛雄を挑発するつもりだったんだろうけど飛雄はただ一言だけ言ってこっちへやってきた





それを見た孝支先輩と龍が飛雄の背中を叩いていた




うんうん、大人になったね飛雄







「そう言えば遥音さん…」




私の隣りにいた忠が私に話しかけた




「ん?なに??」




「さっき青城の人たちに美人だって噂されてたのにあんまり反応ないんですね」




「ああ、あれね…ホラ、私ってハーフでしょ? だからどうしても目立つから仕方ないことだし

それに私的には可愛いって言われるほうが嬉しいし!!」



DNA的に言うと私の顔はレベルはそこそこだと思うし


龍たちによく残念な美人だって言われるけどねー




「あ、そうなんですか…って、ええ!?遥音さんハーフなんですか!!??」



「あれ??言ってなかったっけ?」



「言ってないですよ!!初めて知りました!」



あれ…そうだったっけ??




蛍までもが若干驚いた顔してこっちを見ていた




蛍までもが驚いているということは言ってなかったんだと思う



「オマエそうだったのか!?」



何故か前にいた龍が驚いた顔してこっちを見ていた




いや、あんたには確実に言ったわ…








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