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「えっと、私は烏野のマネージャーをしている天野です。あ、二年です」




とりあえず自己紹介しとこう




「…俺は国見英、一年なんで敬語じゃなくてもいいです」





「あ、そうなんだ…背が高いからてっきり先輩かと思った」





そこからなんだかんだで少し話をしてメアドまで交換した




「あ、そう言えば英君は烏野の坊主頭見かけなかった?」





「?いえ…見てないですね 探してるんですか?」





「うん、このサポーター渡さないといけなくって…」




「まあこのあたりで迷うことはないと思うんで体育館の裏にでも行ったんじゃないですか?」





「そうかも… じゃあ私はこれで!!」




またね、と手を振るとペコリと頭を下げてくれた…可愛い





英君が言っていた体育館裏に行くとそこには数人の黒ジャージが見えた




「おーい!龍!!サポーター…」




そこまで言いかけて思わず止める




「烏野つったらマネが美人なことくらいしか覚えてないし」




「マジっすか!?」




きよちゃんのことか!?




「そーなのよ!ちょっとエロい感じでさ〜あともうひとり居るんだけどその子はめっちゃ色白な美人なんだって



あ あとそう言やガラの悪い奴いたな〜


ボーズで目つき悪くてさ〜アッタマ悪そうな顔したー…」




「っぷ!!」




頭悪そう、じゃなくて頭悪いよ





黙って聞いていた龍が壁から顔だけが出るようにして覗くと声が止まった




ぞろぞろと出て行くと二人のうち片方が気まずそうに顔を逸らしていた




きっと彼が言っていた本人なんだろうな…





そこから龍と蛍の二人が軽く挑発をし始めた




あの蛍のいきいきした表情…







先輩は君の将来が不安になってきたよ…







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