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翔陽は戻したものの処理を終えると龍にひたすら頭を下げていた




すると龍は話題を逸らすため(多分違う)に翔陽にお前の働きにかかっている、とプレッシャーをかけた





本人にその気はないと思うが今は逆効果だ





翔陽は今度はお腹が痛くなったようでトイレへとヨロヨロと歩いて行った






翔陽、大丈夫かな…?




「アイツ…また…!


情けねェな!! 一発気合入れて_____」






そんな翔陽の様子を見た飛雄が翔陽に喝を入れようとするが孝支先輩に止められる





「何言ってんのオマエ!? バカじゃないの!?

そういうのが効くタイプとそうじゃないのが居るでしょ!?」




「やってみないとわかりませんよ!」



「田中!遥音!! この単細胞押さえろ!」



「オス!」



「了解です!!」




龍と一緒に敬礼をしたあと飛雄の背中にタックルした



「おわ!!ちょ、遥音さん」




「あり??よろけないんだ」



結構強めにしたのに全然よろけなかった…




つまんないのー






孝支先輩は大地さんときよちゃんたちと話しててなんか邪魔するのも気が引けたから龍たちと一緒に体育館に向かおうとしたらそこにはもうみんないなかった




「ひどい…行くなら一言声かけてくれれば良かったのにさー」




ふと地面を見つめるとそこには黒いサポーターが落ちていた




拾って見るとそこには龍の字とは思えないほど綺麗な文字が書いてあった



まあ多分龍のお姉さんが書いたんだろうけど…




仕方ないから届けてやろう



どこにいるんだろうか…そんなにまだ遠くにはいってないと思うんだけど…




歩いていたら誰かとぶつかりそうになった




「っごめんなさい!」



「……イエ」



顔を上げるとそこには 背の高い眠たそうにした男子生徒がいた





ジャージ姿でこの方向に向かっているということはこの人もバレー部だろうか?




「えっと、バレー部の人ですか?」




「はい、まあ…」




しかも彼、よく見るとセンター分けだ!!



私センター分け好きなんだよねー





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