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「まぁまぁ、これから一緒に部活するからどうせ会えるって」




頭をポンポンと撫でてくれる孝支先輩





……顔がにやけるわ





「おい、遥音顔にやけてんぞ」





にやけてたか、やっぱり





「うるさいわ、龍」




なんだその、うわぁ…こいつ顔にやけすぎだろって表情は





嬉しいんだから仕方が無いだろ






「遥音、今日も部活行くだろ?
何時ものところで待ち合わせでいいべ?」





天使の微笑みで聞かれ思わずはい、と言いそうになって思い止まる





「私もそうしたいんです!でも、でもっ!!」






「お、おう?」





私の力説に一歩下がった孝支先輩





「今日は日直なので少し遅くなってしまうのです!!」






「そんな、世界が終わる様な言い方しなくてもたかだか日直だろ?」






横から私達を見ていた大地さんが私を宥めてくれる





でも、でもっ!





「孝支先輩と一緒に部活行きたかったですー!」





そのまま孝支先輩に抱きつく





「ははは、そうやって言ってくれるのは嬉しいけど
日直の仕事はしっかりするんだぞ?」





「勿論です!!高速でマッハで綺麗にしっかり仕事を終わらせて部活に参加しますから!」




「相変わらず菅原の事になると力の入れ方が違うわね」




「いやぁ、きよちゃん…それほどでも」





「言っとくけど、褒めてないからね?」






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