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「……俺も…お前と同じセッターだから去年の試合…お前見てビビったよ
ズバ抜けたボールコントロール!
そんで何より…敵ブロックの動きを冷静に見極める目と判断力!!
…俺には全部無いものだ」
「そっそんなことないっスよスガさ… 」
「田中、1回聞いとくべ」
孝支先輩の言葉に反論しようとした龍を大地さんが止める
「技術があってヤル気もありすぎるくらいあって
何より…"周りを見る優れた目"を持ってるおまえに
仲間のことが見えないはずがない!!」
孝支先輩の言葉にしばらく考え込んだ飛雄
「…俺はお前の運動能力が羨ましい!!
だから能力持ち腐れのお前が腹だたしい!!
_____それならお前の能力俺がぜんぶ使ってみせる!」
突然の言葉にどう反応したら良いのか分からず困惑した翔陽を放置しそのまま話続ける飛雄
「_____お前の一番のスピード 一番のジャンプで
とべ
ボールは俺が持っていく!」
「…孝支先輩の言葉、飛雄に伝わって良かったですね」
「遥音……うん」
そう言って孝支先輩と目が合って笑いあった
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