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「あ!きよちゃーん!!」
廊下を歩いていると見慣れた姿を発見し声をかける
「…遥音」
「今から部活に行くの??」
綺麗な黒髪をなびかせながら振り返ったのは私の幼なじみでありこの烏野高校排球部のマネージャーである清水潔子ちゃん
「今から澤村に入部届けを渡しに行くとこ」
「!!っそれ、私もついて行っていい!?」
「あ、うん」
やったー!
3年の階なんて滅多に行けないから嬉しい!
2人で他愛のない話をしていると私が見間違える筈の無い大好きなシルエット
その後ろ姿目掛けて突っ走る
「こーしせんぱーい!!!!」
「うお!?」
大好きな大好きな孝支先輩はなんとなんと!
私とお付き合いしている彼氏さんなのです!!
孝支先輩はよろめきながらも倒れる事はなくしっかりと私の身体を支えてくれた
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