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試合が再開され翔陽たちのチームにチャンスボールがやって来た








「「俺に上げろ!!」」









2人の言葉に飛雄は一瞬の間にどっちにトスを上げるかを判断する








「田中さ「影山!!!」!?」








直前まで龍にトスを上げようとしていた飛雄が翔陽の方を向いた









「居るぞ!!!」








その瞬間飛雄は翔陽にトスを上げた









「ふぐっ」








なんとかボールに手が当たりへろん、と相手コートに入った








流石の大地さんもヘロヘロボールは取れなかったみたいだ








「アッブねー…空ぶるところだった…」








「お前何をイキナリ」








「でもちゃんとボール来た!!!




中学のことなんか知らねぇ!!



おれにとってはどんなトスだってありがたぁ〜いトスなんだ!!



おれはどこにだってとぶ!!どんなボールだって打つ!!



だから




おれにトス、持って来い!!!」







翔陽がこれまでどんな思いでバレーに向き合って来ていたのかがこの言葉を聞いて分かった








翔陽は本当にバレーが大好きなんだ









蛍と忠には悪いけど、今回は翔陽達に頑張って勝って欲しい









そう思った









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