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「#幼馴染」のBL小説を読む
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飛雄のジャンプサーブは凄い音をたててネットを飛び越えた








しかしそれは大地さんの目の前に落ち、点数稼ぎにはならなかった







そのまま綺麗にレシーブを上げ忠がスパイクを決めた








「さすが大地さん…あのジャンプサーブを綺麗に返すなんて…」








「まぁ、大地の武器は攻撃よりも安定したレシーブだからな!」







ニッと歯を見せて笑う孝支先輩








まじ天使…素敵すぎる








でも今は試合に集中しないと…








「…何点か稼げると思ったか?


…突出した才能は無くとも二年分お前らより長く身体に刷り込んで来たレシーブだ



簡単に崩せると思うなよ」








かっ、かっこいい!!!







大地さんの名言だよ、これ!!








「大地さん!かっこいいです!!!」








「!?ちょ、遥音静かにしろ!!」








「あた!!」








後ろから誰かに軽く叩かれた







誰かと思い振り返るとそこにはあきれ顔をした力がいた









「何すんのさ力!!」








「お前少しは空気読め、今はふざけてる雰囲気じゃないだろ!」








「はぁ?ふざけてないしっ」








コソコソと怒られない様に小さな声で力に抗議する








「はいはい、分かったから遥音は静かにしてようなー

縁下サンキュー」








孝支先輩は私の頭をポンポンと撫でた









「孝支先輩までそんなこと言うんですか!?」








頭を撫でてくれるのは嬉しいけど!!







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