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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「こーし先輩!!!」






走ったまま速度を緩めずそのまま孝支先輩の背中に飛びつく







「っおわ!?」







「もー、さっき何で目を逸らしたんですか??」








ちょっと傷つきました!そう言うと孝支先輩はごめん、と困った様に眉を下げた








「だって遥音、月島達と楽しそうに話してたから邪魔しちゃ悪いかと思って…」








「いやですよ、私は孝支先輩がお呼びとあらばどんな時でも駆け付けますよ!



私の世界は孝支先輩で回ってますから」






どや顔で言うとそばにいた龍が若干引いた顔で







「遥音の愛が重い」








と、真顔で言った








龍にそこまで言われる私って………








「いや、俺は純粋に嬉しいよ。



それに遥音のこれは今に始まったワケじゃないし」







いや、孝支先輩…それフォローになってないです。







頬が赤くなってるのは可愛いですけど!








「あぁ、あれは強烈だったからな…



あの時に比べたら断然マシになったんじゃないか?」








「はは、だべー」








「ちょっ!!大地さんまでヒドイですよ!?」








「…??」









そこにいた龍だけが状況が分からず首を傾げていた








まぁ、聞かれても絶対に教えないけどな








あれは私の黒歴史だ








出来れば思い出したくない









それが孝支先輩と付き合える事になった出来事だったとしても、だ







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