3
「んで、結局何cmなわけ?」
「いや、何で教えないといけないんですか」
さっきからこれの繰り返し
「そんなケチケチしたってしょうがないでしょうが! 秘密主義か!
私は167cm!!ほら、私も教えたから蛍も答えて!」
まぁ、流石にイラッとくるよね
「…………………………188cm」
たっぷりと間を空けてからの回答
どんだけ言いたくなかったんだ
シャイか?シャイボーイなのか?
「へぇ!!すっごい高いじゃん!
この部の中で一番じゃん!羨ましー」
「あーはいはい」
「そんなに邪険にしないでよーこれでも私先輩だぞ?」
答えたんだからどっか行ってくださいとでも言うように手を払った
「ほらセンパイ、3年の人達が見てるしさっさと戻ったらどうですか」
蛍に言われて孝支先輩達の方を見ると孝支先輩とバッチリ目が合った
と思ったらバッと目を逸らされた
「ん、じゃあ私あっち行くね!水分補給はしっかりね!」
蛍と忠に手を振って孝支先輩のところまで駆けて行った
prev next
list page select
bookmark (
list)
text(91/30) chapter(6/3)