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翔陽は飛雄の上げたボールを返した
「ぎっ」
「!!上がったっ…!!スゲーぞ日向ァ!」
「すごい、翔陽…!」
その時、飛雄が翔陽に
トスを上げた
「!?トス!?」
「影山がトスを上げた…!?」
「___でも、日向にスパイク打つ気力なんて…」
「…あるよ」
だって翔陽の顔を見たら分かる
だってすっごい嬉しそうな顔してるもん
思ったとおり、翔陽は物凄い高さでスパイクを打ち込んだ
「すごい…!!」
「相変わらずよく飛ぶなぁ〜!」
「あんな状態から打ちやがった…
しかもあんな嬉しそうに」
「_____…セッターからのトスが上がるっていう…
俺達にはごく普通の事が日向にとっては特別なことなんだろうな」
孝支先輩の言葉に私は頷いた
「今年、みんなで頑張ってインターハイ行きましょうね!!」
「だな!」
孝支先輩から目線を移すとそこにはむせてる翔陽の姿
そしてそのまま________________
吐いた
「え!?嘘!!!大丈夫、翔陽!」
「み、水!!」
「龍、私の鞄に入ってる水使って!私は部室から袋持ってくる!!」
なんとか朝練の時間までに片付ける事が出来て私達はホッと息をついた
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