7
「なぁ、遥音」
まだ冷めない頬の熱を手で冷やしている時
「どうしたんですか?」
「明日の朝練7時からだけどさ、いつもより早めに行かない??」
「いい、ですけど…」
未だに状況が上手く飲み込めていない私に孝支先輩が説明してくれた
「さっき田中の様子がおかしかっただろ?」
「あぁ、そう言えばそうですねぇ…
いつもなら鍵の管理任せてくれ、なんて言わないのに…」
その時の龍の言動を思い出し呟いた
「だろ?だから、明日の朝多分田中は早めに来ると思うんだ」
面白そうだから、遥音もいってみないか??
私はその素敵なお誘いに即OKだった
まぁ、当たり前だよね
孝支先輩のお誘いよりも優先させる事なんてないし
というわけで私は明日から朝早くから孝支先輩と登校する約束をしたのでした
うわぁ、早く明日にならないかなー!
この日私が明日が楽しみ過ぎてなかなか寝付けなかったのは言うまでもない
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