×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

6





坂ノ下では悩んで悩んだ挙げ句選び抜いたのは…肉まんだ





ちなみに孝支先輩はピザまんを買っていた




ピザまんにするかどうしようか悩んでいたところを孝支先輩が




「じゃあ俺がピザまん買うから半分ずつ分けるか」




って言ってくれたんですよ!?





やばくないですか?この男前ぶりはっ!!




惚れ直したね、まじで




買ったあと店から出て2人並んで食べながら歩く





「寒いときはやっぱりいいですよねぇ」





「そーだな、はい遥音」





そう言って孝支先輩は私にピザまんを差し出した





「半分ずつ、だろ?」





「わぁ、ありがとうございます!!


じゃあ、私の肉まんも食べて下さいね!」




孝支先輩のピザまんにかぶりつく…かぶりつくって言うとなんか可愛げがないからやっぱりここはパクッと食べたって事で…





「…孝支先輩?どうかしましたか?」





私が食べる所をじっと見ていたため気になって聞いてみた





「いや?間接キスだなーって思っただけ」




言われて初めて気がついた




そ、そうだよ私!!馬鹿なの!?





こ、こここれは彼氏との初間接キスじゃないか!!!





いや、いつも抱きついたりしてるくせに今更何動揺してんの?って思ったでしょ!!




こう見えて私と孝支先輩はとても清いお付き合いをしてるんですよ!





だから勿論き、ききすなんてした事なんてないわけで…





「いや、あの…これはですね…別に狙ってたわけじゃないですよ!?」





「はは、遥音赤くなり過ぎだべ」





やっぱりここは歳の差なのか孝支先輩は余裕の笑みを浮かべながら私の肉まんを食べていた





「孝支先輩はなんか、余裕ですね」





「別に余裕ってわけじゃないけどな」





二っと笑う孝支先輩はやっぱり余裕そうに見えた





prev next



list page select
bookmark (list)
text(91/17) chapter(8/6)