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力に手伝ってもらってやっと今日の仕事は終了!!
入口の前で何やら話し込んでるみたいだなーなんて思いながらそっちの方に近づいて行く
途中からだったから良く分からないけど、話の流れ的にどうやら土曜日に3対3で試合をすることになったみたいだ
翔陽、飛雄が負けた場合3年がいる間に飛雄にセッターはやらせない、というペナルティーを付けた大地さん
それだけ伝えると大地さんは扉を閉めた
「__________いいのか?田中入れて 戦力になるだろ」
私は孝支先輩の隣を歩きながら二人の様子を見ていた
「___有力な第三者が居る方があいつらが如何に連携できていないかが浮き彫りになるさ
…"繋ぎ"が命のバレーボールで"バラバラ"なチームは弱い。
ましてまだまだ力不足の日向を抱えて個人主義は致命的だ」
「「…………」」
それを聞いて私と孝支先輩はだんまり
まぁ、確かに大地さんのいう事は分かる…けど
「なんかさーあいつらにキツイんじゃねー?大地」
「確かにいつもより厳しいっスね、大地さん」
「………」
「大地さんがそういうのには何か理由でもあるんですか?」
「な、やっぱり遥音もそう思うよなー」
私の言葉に孝支先輩が同調してくれた
大地さんはちょっと考えるようにして口を開いた
「まぁ、遥音は去年の試合を見てないから知らないだろうけど
お前らは去年のあいつらの試合見たろ
影山は中学生としてはズバ抜けた実力を持ってた筈なのにいまいち結果は残せていない
そんであの個人主義じゃ中学のリピートだ チームの足を引っぱりかねない
でも中学とな違うのは今影山と同じチームに、日向がいる
類い稀なスピードと反射神経を持ってて加えてあのバネだ
でも中学では満足なトスを上げられるセッターに恵まれなかった
対して影山は高い技術を持ったセッターで自分のトスを打てる"速い"スパイカーを求めてる」
そこまで言った大地さんの言葉に龍が首を傾げた
「日向??まぁ確かに運動神経のカタマリって感じですけど…」
「うん 実力はまだまだだよな でも、あいつら単体じゃ不完全だけど
才能を合わせたら_____
コンビネーションが使えたら、烏野は爆発的に進化する
そう思わないか」
「だ、大地さん流石ですね!
なんでそんなにキツく当たってるのかと思っていたけどそんな事まで考えていたなんて!
ほんと凄いです!!」
「いや、まぁ…そうなったら良いなって思ったっていうか…ちょ、スガそんなに見んなって!!」
何やら慌て出した大地さん
くるっと振り返ってみるとそこには普通にニッコリしている孝支先輩
「ほら、遥音はスガと今日も、帰るんだろ??」
「はい!そうなんですよーあ、良かったら大地さんも一緒に「いや、俺は遠慮させてもらうよ!」………??」
何だか良く分からないけど大地さんは今日用事でもあるのかな?
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