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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -

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急いで更衣室でジャージに着替えて第二体育館へ急ぐ





「きょーうの気分は何だろなー


肉まん、あんまん、カレーまん♪


………いや、ピザまんもありかな…ん??」





自作の歌を歌いながら走っていると正面から教頭と大地さんが歩いて来た





しかも何故か教頭の手にはお気に入りのカツラが…





「大地さーん!!」




ブンブンと手を振りながら駆け寄って行くと教頭は急いでヅラを付け始めた




……もう遅いんですけどね





「あ、あぁ…遥音か

日直の仕事はおわったのか?」





「はいっ!もうばっちりですよー

大地さんはどうしたんですか?教頭先生と一緒にいるなんて」





「いや、まぁ…ちょっとな…ほら、早く体育館に行きなさい

スガも待ってるぞ」




大地さんに言われてはっとした




そうだ、私は早く孝支先輩に会いに行かねばっ!





「そうですよね!!では私はこれにて失礼いたしますっ!

教頭先生も、それではっ」




ペコリと頭を下げて再びダッシュで走る





「こーしせんぱーいっ!!!!」





体育館の扉を開き中を除く





「あ、遥音…日直の仕事終わったのか」




「はいっ!もうめちゃくちゃ頑張りましたよー」




体育館に入りそのまま孝支先輩に抱きつく




「お疲れ」





いや、もうその言葉が聞けただけで疲れなんか吹っ飛びました





「ん?そう言えば君たち誰??」





体育館内には孝支先輩と龍だけではなく身長の大きい男子とオレンジ頭のちっさい男子がこっちを見ていた




大きい方は興味なさげにちっさい方は顔を赤くして口をパクパク動かしていた





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