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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「及川さん頑張って〜〜〜Vv」



女子の声援を背に奴はアップに行った



羨ましいやつめ!!!



あんな可愛い女子からの声援なんてずるすぎる!!



「まあ私にはきよちゃんがいるから別にいいけど」



「…?何か言った??」



隣にいたきよちゃんがスコア表から顔を上げてこっちを見た



「ううん、何も言ってないよ」



「…そう」



きよちゃんはそれだけ言うと再びスコア表に視線を移した



きよちゃんがいれば女子の声援なんかなくても烏野は頑張れる!!!……はずだ




「ね〜及川さんまだ出ないのかなぁ」



「バカ!ちゃんとウォーミングアップしないとケガしちゃうんだから!」



「エーッそれはダメ〜!」



別に羨ましくなんかないから!!!!!



21-24で烏野がリードしたとき及川さんがピンチサーバーとして入ってきた



「及川さん頑張って〜〜〜〜Vv」



「…………ッチ」



「遥音、舌打ちしない」



「…はーい」



きよちゃんに注意されて渋々大人しくする



「いくら攻撃力が高くてもさ…その”攻撃”まで繋げなきゃ意味ないんだよ?」



及川は(この際呼び捨て 理由はなんか気に入らないから)何故か蛍を指さしながらそう言った



「……?」



ありえないほどの速さでボールは蛍を目掛けて飛んでいった



「うっ!」



蛍はうまくレシーブ出来なくてそのままアウトになってしまった



飛雄が手本としていただけあってその威力は半端ないものだった



「い゛っ…!?なんつー威力…!!」



「痛そう……」



あまりの強さに自分が受けた訳でもないのに腕をさすってしまった



隣りを見ると武ちゃんも同じことをしていてちょっと笑えた



さっき蛍を指差していたのは蛍を狙うという宣言だったんだ



そして及川さんは(ちょっとすごいなと思い直した)蛍と翔陽がレシーブが苦手だということを見抜いた







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