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「#幼馴染」のBL小説を読む
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月島side





今日で愛乃と付き合って3年が経った





まぁ所謂記念日とかいうやつだ


 



愛乃はその為にわざわざ僕の部屋で待っていたんだろうけど…






「………はぁ」






男の部屋で、しかもベッドで無防備に眠ってるってどうなのさ






部活が終わって部屋に入ったらこの状態…






自分が女だって自覚が愛乃にはたり無さすぎる





僕はそのまま愛乃が眠っているベッドに近づき





「っ!?!?」





デコピンをかました(結構強めに)






痛みで飛び起きた愛乃の目にはうっすらと涙が滲んでいた






「お、お帰りなさい、蛍ちゃん…部活お疲れ様」






「ただいま…よく眠ってたね」






「あぅ…ごめんなさい」






涙目の上目遣いに若干怯んでしまった





が、悔しかったためそのまま愛乃を引き寄せた





案の定愛乃はバランスを崩し僕の胸に倒れ込んだ






「、わぁ!…蛍ちゃん!?」







「愛乃、五月蝿い」







僕がそう言うと愛乃はおとなしく腕の中に収まった







「……蛍ちゃん」





「…何」






「いつも一緒にいてくれてありがとう」






僕は恥ずかしがってはにかむ愛乃にたまらずキスをした






ホント愛乃って僕を煽るのが得意だよね