×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
1




今日は蛍ちゃんのお家で勉強する日だ





私達はこうやって月に2回ほど勉強をお互いの家でする事になっている





テスト前なんかは忠君も一緒に勉強するときもある






今日は用事があるみたいで勉強は出来ないみたいだけど





お母さんに蛍ちゃんのお家で勉強をする事を伝えるとケーキを買ってきてくれた






多分中身は私の好きなチーズケーキと蛍ちゃんの好きなショートケーキ






勉強が一段落したら食べなさいって言われた







きっと今日の勉強はいつも以上に捗るに違いない







蛍ちゃんと私の家はお向かいさん同士で歩いて10秒もしないうちに着く






お互いが家族ぐるみの付き合いのためインターホンも鳴らさずそのまま慣れた手つきで玄関のドアを開けると丁度出掛けるところだったのかオシャレをした蛍ちゃんのお母さんがいた







「あら、愛乃ちゃんいらっしゃい
勉強頑張ってね、蛍なら2階にいると思うから」







「はーい、お邪魔しまーす!」






「じゃあ、私はお買い物に行ってくるわね」







「行ってらっしゃい!」






蛍ちゃんのお母さんを見送ったあとケーキを冷蔵庫に入れさせてもらい蛍ちゃんの部屋まで急いだ