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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「…ふーっ」









今日は蛍ちゃん誕生日。









幸い今日は休日だったため、私は朝から誕生日プレゼントのショートケーキを作っていた









何回かスポンジを膨らますのに失敗してしまったけどお母さんにコツを教えてもらってやっと成功した









あとは泡立てた生クリームを付けて苺を乗せれば出来上がりだ








盛り付けは一番大事なところだから慎重にやらないとね!








「スポンジを半分に切って…」









包丁でゆっくりとスポンジを切っていき、生クリームを付けて苺を挟む









後は回りを生クリームでコーティングしたら完成









丁寧にやったつもりだったのに出来上がりを見て思わず固まってしまった









「ガタガタだ…。」








生クリームが綺麗に塗れず段が出来てしまっている








そういう風に作った、といえばそう見えなくもないけど…蛍ちゃんには見破られるだろう









時計を見てみるともう作り直す時間は無い








ここは正直に話した方が良いよね…









とりあえず私は出来上がったケーキを冷蔵庫に入れて蛍ちゃんの帰りをまった