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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「だって…え?、お姉ちゃんは今仕事で県外に住んでるんだよ?」






「僕が相談したい事があるっていったらわざわざこっちまで出てきてくれたの」






予想外の人物の名前に愛乃は頭が付いて行かない様で首を傾げている







「そ、相談って何を??」







「はぁ…ほんとは当日まで黙ってるつもりだったんだけど」






そこで僕は何故愛乃の姉である愛美さんが出てきたのかを説明した






月島side end




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愛乃side





今日のお昼にお母さんからの伝言を伝え忘れてた事を思い出して第2体育館まで向かっている途中に菅原さん達に会った






まだ部活が始まる時間じゃないから部室まで一緒に行くか、というお誘いに私は頷いた






本当はメールでも良かったんだけど、少しだけでも蛍ちゃんの顔がみたいなと思って部室に向かう事にした





部室の前まで来て扉を開けようとした時に飛び込んできたのは







蛍ちゃんが浮気をしてるんじゃないかという言葉だった






それを聞いた時、蛍ちゃんを信じたいのにどこかで疑っている自分もいて…






なんだかそれが悲しくなって涙が零れそうになった






部室から出て蛍ちゃんから逃げようと試みたものの運動オンチな私はすぐに捕まってしまった






思ってもいないことを口にして私は一方的に蛍ちゃんを攻めてしまった…






本当はその女の人よりもずっと私と一緒にいて欲しいのに……