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「#幼馴染」のBL小説を読む
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月島side






「まぁ、あの後まさか愛乃が泣くとは思ってなかったけどね」






そう、あの後愛乃は号泣してどうしたら良いのか分からず戸惑ったのを今でも覚えてる







「だ、だって私はその時初めて蛍ちゃんのこと好きだって気が付いたんだよ?


まさか付き合うことになるなんて全然思ってなかったんだもん」





その時のことを思い出して恥ずかしくなったのか愛乃は僕の胸に顔を埋めた







「まぁ、僕はずっと前から愛乃一人だけだったけどね」






「??何か言った?蛍ちゃん」






「別に何も言ってないよ」






僕は誤魔化す様に愛乃の頭を自分の胸に押し付けた






「蛍ちゃん、ドキドキしてるね」






「当たり前でしょ」





愛乃といるといつだって落ち着かないんだから






そう口に出さず愛乃の顔を上げてキスをした






また一年愛乃と何事もなく過ごせる様に、と