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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「雨、結構降ってるね…」







さっきよりも強さを増している雨を眺めて呟く







あれから私達は誰もいないバス停まで走って雨宿り中







このバス停は屋根とベンチがあるから雨宿りには最適だ








「暫くは止まないだろうね」







同じ様に雨を眺めている蛍ちゃんもポツリと言った








「そうだよね……っくしゅ!」








雨にうたれて体が冷えたのかクシャミが出た







「え?」







突然フワリと何かが頭に乗った







手にとってみるとそれはほのかに柔軟剤の香りがするタオルだった







「蛍ちゃん、これ…」







「それ、使ってないやつだから早く拭きなよ」







「…でも蛍ちゃんだって濡れてる」







私がそう言うと蛍ちゃんは私の手からタオルを奪い私の頭をワシャワシャと拭き始めた







「僕は別に後からでもいいんだよ

それより愛乃が風邪ひく」







「…うん、ありがとう」






暫くして頭を拭き終わったのか蛍ちゃんの手が止まったため顔をあげる







「……………愛乃」







蛍ちゃんは若干頬を赤らめてこっちを見ていた